インプラントの構造
インプラントの構造はどうなっているのでしょう? インプラントは口の中に人口の歯や歯の根となる物を埋め込む治療ですので、どういった物質を使用しているのか詳細を確認してみましょう! インプラントは、大きく分けて本体・歯台部・上部構造補綴物の3つから構成されています。 各部分の詳細について、簡単にご紹介しましょう。
インプラント治療の流れを読む前に確認しましょう!
歯科での一般的なインプラントの流れとしては、顎の骨にフィクスチャーを埋め込む処置を行い、 その後フィクスチャーと骨が結合してから、そこにアバットメントを取り付けます。 最後に、アバットメントに上部構造を装着し、インプラントの治療が完成します。
■本体
本体はフィクスチャーと呼ばれる部分。
これは歯の根の部分に相当するもので、顎の骨に密接に埋め込むので、骨と結合し、歯を支える土台を果たす部分に使用します。
インプラントをするにあたって、フィクスチャー=本体にあたる部分になりますね。
・フィクスチャー詳細
チタン、またはチタン合金で作られているものが主流。歯槽骨の中に直接埋められる部分です。
太さは約4o程度
長さは約1p程度
サイズは上記位の物が主流ですが、患者の症状によって使用される形状は様々です。
金属アレルギーに関しても、チタンはとても生体親和性が高い物質ですので、アレルギーの方も安心して治療に臨めるのがひとつの特徴です。
■アバットメント
歯台部にあてはまるのが、このアバットメントです。
インプラント本体(フィクスチャー)の上に取り付けられるもので、上部構造を支える役目を果たす部分です。
見える部分の人口の歯(人口の歯冠部)、上部構造と連結するための重要なパーツとなります。
・アバットメント詳細
通常チタン、またはチタン合金で作られる
セラミック製のものもあり
■上部構造補綴物
自然な歯の歯冠に相当する部分。
通常目で見て歯として見える部分のことを指します。
事故や強い衝撃が加わった際、上部構造の部分が破損することがあります。
その場合も、本体(フィクスチャー)と骨との結合に問題がなければ、上部構造の取替えだけで済むのもインプラントのメリットでしょう。
・上部構造補綴物詳細
上部構造にはセラミックが使用されるのが一般的です。セラミックのメリットとして、美しさ・丈夫さなどが挙げられます。
よく使用される幅広い歯科材料としても、知られています。

